日本政府が打ち出している「日本再興戦略2016」「未来投資戦略2017、2018」でも話題の“第4次産業革命”。世界的にもその実現が注目されています。こうした転機は投資のチャンスかもしれません。第4次産業革命とはいったいどのようなものなのでしょうか?
スイスのダボスで開催される世界経済フォーラムの年次総会、通称「ダボス会議」。2016年1月に行われた会議で第4次産業革命の定義が議論されたことをきっかけに、第4次産業革命は世界的な話題として注目されています。
蒸気機関という新しい動力の出現による工場の機械化が第1次産業革命(19世紀初頭)、内燃機関や電力によって大量生産・大量消費の時代になった第2次産業革命(19世紀後半)、コンピューターなどのエレクトロニクス技術、ロボット技術によって自動化が進んだ第3次産業革命(20世紀後半)、そして、あらゆるモノがインターネットにつながり、AIやビッグデータによりさらに自動化が促進することで新たな製品やサービスが生まれようとしているのが第4次産業革命です。
IoT(アイ・オー・ティー) Internet of Things |
あらゆる物がインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル、またはそれを可能とする要素技術の総称。従来のパソコン、サーバー、携帯電話、スマートホンのほか、ICタグ、ユビキタス、組み込みシステム、各種センサーや送受信装置などが相互に情報をやりとりできるようになり、新たなネットワーク社会が実現すると期待されている。物のインターネット。インターネットオブシングス。 |
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AI(エイ・アイ) Artificial Intelligence |
コンピューターで、記憶・推論・判断・学習など、人間の知的機能を代行できるようにモデル化されたソフトウエア・システム。 |
ビッグデータ Big Data |
膨大かつ多様で複雑なデータのこと。スマートホンを通じて個人が発する情報、コンビニエンスストアの購買情報、カーナビゲーションシステムの走行記録、医療機関の電子カルテなど、日々生成されるデータの集合を指し、単に膨大なだけではなく、非定型でリアルタイムに増加・変化するという特徴を持ち合わせている。 このようなデータを扱う新たな手法の開発により、2010年前後から、産業・学術・行政・防災などさまざまな分野で利活用が進み、意思決定や将来予測、事象分析が行われている。 |
出所:大辞泉(株式会社小学館)
IoT、AI、ビッグデータによって、私たちの生活は具体的にどのように変わるのでしょうか? ひとことで言うと「そのときにその人にとって自動的に最適化される」です。現在進行中で最もわかりやすい事例は、車の道路状況やドライバーの特性を把握して安全運転やルート選びを支援してくれる自動運転機能、家の大きさや居住者の特性に合わせて照明や空調などをコントロールしてくれるスマート家電ではないでしょうか。
そこでもう少し先の未来をイメージしてみると・・・・
健康状態を気にするあなたはウェアラブル端末をつけています。センサーがあなたの健康状態をリアルタイムでクラウドにデータ保存。スマートフォンで食料品の買い物の決済をすると、購入した食料品のリストがクラウドに保存される。そのデータは冷蔵庫の食材情報と連動していて、常に最適な在庫状態を保つので食材が切れて困ることがない。ウェアラブル端末は健康状態の変化を読み取り、献立の改善を提案してくれるだけでなく、冷蔵庫の食材情報を参照し、不足する食材を提案してくれたり、今ある食材で最適な献立ができるよう、レシピも提案してくれたりする。これら食生活や健康状態のデータは保険に加入する際のデータとしても利用できるので、あなたに最適な保障内容と保険料でスマホからカンタンに保険に加入することができる。保険会社にあなたの健康状態をリアルタイムで知らせることができるので、健康状態がよく、病気のリスクが下がっていると判断されたら保険料が自動的に割り引かれる。
このような暮らしが近い将来やってくるかもしれません。
出所:内閣官房日本経済再生総合事務局「日本再興戦略2016 配布資料4」
私たちの生活だけではなく世界を大きく変えるかもしれない第4次産業革命は、内閣も「日本経済再生本部」を設置して課題とするなど、日本の今後の成長戦略の中で注目されています。
このような中、新たな技術革新によって、新しいビジネスモデルや産業を生み出す企業(スタートアップ企業)がどんどん誕生しています。既存の企業も自社の強みを生かして新しいビシネスにチャレンジし始めています。資産運用の視点では、投資機会といえるでしょう。
ところで「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざをご存知ですか? 何か事が起こると、まったく関係がないと思われるところにもめぐりめぐって影響が及ぶことをたとえたことわざです。
「風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶ」(*)という意味だそう。
第4次産業革命によって、はたして誰が儲かるのか? 風が吹けば桶屋が儲かると同じ発想で、成長しそうな企業を探してみると面白いかもしれません。
自分で成長しそうな企業を探すのは大変だと思う方は、最先端のテクノロジーに関わる企業に投資するファンドを購入する方法もあります。
(*)出所:大辞泉(株式会社小学館)
出所:「新産業構造ビジョン」一人ひとりの、世界の課題を解決する日本の未来、平成29年5月30日、経済産業省 産業構造審議会 新産業構造部会 事務局
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(2024年1月4日現在)
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